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ゲノム編集で誕生した子どもは何が問題?デザイナーベビーの未来

更新日:

ゲノム編集の遺伝子治療

中国の研究者が世界で初めてゲノム編集という方法で
遺伝子を操作して双子の女児を誕生させたとして
世界を震撼させています。
この研究者賀氏によると、
父親がHIV感染者であるため

その子どもに耐性を持たせる目的であるとし、
「今回の事例については誇りに思う。」
とコメントを発表しています。
しかし、世界からはこれはとても危険な行為!

倫理問題だ!と非難轟々。
このニュース、そもそもゲノム編集ってことがわからないし、
遺伝子を操るってなんか怖い!って思いませんか?
ゲノム編集された子どもの何が問題なの?
調べてみました。

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ゲノム編集とは?

突然ですが、皆さんのお子さんは誰に似ていますか?
血のつながっていない有名人に似ていることもありますが、笑
一般的にはパパ似とかママ似とか、言いますよね!
それは遺伝子がもたらすことであることは何となくわかります。
この遺伝子というものは、らせん状のDNAの中に組み込まれています。
「ゲノム編集」とは遺伝子を切り貼りする技術のことを言います。

ゲノム編集のしくみの図解

(引用元:https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2016090800161_3)

ゲノム編集は実際に農作物や家畜、養殖で応用されており、
稲、豚、牛、鶏、真鯛、トラフグ、カタクチイワシ、

トマトなどが対象となりました。
ニワトリを例にあげますと、
めんどりに、成長する卵だけを産むようにしたり、
鳥インフルエンザに耐性を持たせることも可能になるそうです。
他には、病気に強い稲を開発したり、
家畜や養殖魚の肉付きを良くし、

生産性をあげるなどの成果を出しています。

人間には試されていないの?

実は、医学分野はゲノム編集を使った

遺伝子治療の臨床実験が行われています。
HIVや血友病などの遺伝子疾患に良い成果が見られているようです。

ゲノム編集された子ども誕生の何が問題?

ゲノム編集についてなんとなくご理解いただけたでしょうか?
では、今回問題視されている

「ゲノム編集で誕生した双子」についてですが、
賀氏によると、

父親のHIV遺伝子を断ち切るために行った善行と主張しています。
私もHIV感染の危険が回避されるし、

臨床でも良好な成果をあげているのだし、
いいのでは?と思いましたが、
倫理の問題だ!これは危険!と批判を受けています
なにが問題なのでしょう?

ゲノム編集の対象

今回の批判されているポイントは
受精卵や初期胚、精子、卵子などの「単細胞ヒト胚」を

ゲノム編集してしまったことにあります。
ゲノム編集する対象として、

体細胞」と「単細胞ヒト胚」があり
体細胞」をゲノム編集するということは、

その人の細胞の一部が改変することで
次世代にはその改変が引き継がれません。
つまり、臨床実験はこの体細胞によるものとされます。

しかし、受精卵などの「単細胞ヒト胚」にゲノム編集を施すと、
全世代の子孫に影響が受け継がれます。

倫理の問題

ヒトの受精卵を改変すると、例えば今回ですと、
CCR5という遺伝子を切り、

働かなくさせることでHIVに感染しにくくしました。
しかし、この遺伝子を働かせないということは、
西ナイル熱にかかりやすくなってしまうリスクを抱えることになるそうです。

つまり、今の時点ではベストな判断だとしても
後世ではどうなっているかわからないということです。
人為的に人類の進化に影響を及ぼすことが許されるのか?
という倫理的な問題が発生する所以です

技術の問題

ゲノム編集をヒトの受精卵に応用するためには、

極めて高い精度が必要で、
現時点では意図しない

遺伝子の改変が起きてしまうおそれがあります。
そのため、生まれてくる子どもの健康に悪い影響が及ぶ懸念があります。

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日本の規制

以上のことから、ヒトの受精卵の遺伝子をゲノム編集することについては
各国それぞれが慎重になっています。
日本では、

生殖医療の向上のための基礎研究に限って認め、操作した受精卵を母体に戻すことは禁止し、子どもを誕生させることは認めないという最終の指針の案を了承しました。ただ、指針のため、違反したときの罰則などは設けられおらず、国は手続きを進め来年4月にも運用を始めたいとしています。

海外規制

ドイツとフランス


ヒトの受精卵に対してゲノム編集することが法律により禁止されています。

イギリス


基礎研究は認めるが、母体に戻して子どもを誕生させることは制限しています。

アメリカ


連邦政府の資金以外の研究資金では研究が可能です。

中国


ヒトの受精卵でのゲノム編集を4例行ったとされています

ヒトの受精卵のゲノム編集研究をしているいづれの国も
母体へ戻すことはされていないようです。
(参考:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181128/k10011726491000.html)

ゲノム編集の未来

デザイナーベビーの誕生

近い未来このゲノム編集を利用して

デザイナーベビーが誕生するとされています。
といいますか、今回の事例で誕生した!となりますね。汗
つまり、

親が望む外見、知性、才能、体力、健康面の耐性など
生まれる前から予めデザインされた子どもが産まれるということです。
髪の毛や目の色までデザインできるということなので、

もう驚きしかありません!


技術面でもすでにアメリカで遺伝子解析技術の特許がとられる等
資金と環境が整えば時間の問題とされています。
環境とは、やはり住む国の宗教や倫理による規制です。
しかし、規制のない場所に移り住むなどして

デザイナーベビーを生む人々が近い未来出てくるといわれています。

デザイナーベビーの需要が増えると懸念されるのが
遺伝子詐欺遺伝子泥棒といった今にはない新手の犯罪や
富のある親を持つ、完璧な子どもがさらに富を持つことになり
貧富の差がさらに拡大。
デザインされないで生まれた子への差別など
デザイナーベビーの次世代を懸念する声もあります。

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