先日のカナダで開かれた女子フィギュアスケート・グランプリファイナルで初出場にして優勝に輝いた16歳の紀平梨花選手。
その類まれなる身体能力と演技力に16歳とは思えない!とニューウェーブを巻き起こしています!
紀平選手は16歳の高校生。春からN高校という通信制のネット高校に通っています。
ネット高校はいまや50校を超える規模になっています。最近ですと堀江貴文さんが立ち上げた「ゼロ高等学院」が10月に開校し、俳優の伊勢谷友介さんらは「Loohcs」を立ち上げ、2019年4月からの開校を予定しています。
高等教育の新たな形を決定づけたと言っても過言ではないのが、紀平さんが通う【N高等学校】なのです!
一体、N高とはどんな学校なのでしょうか?そして評判を在校生の声から探っていきましょう!
目次
N高等学校とは?
学校法人角川ドワンゴ学園
N高等学校は、学校法人角川ドワンゴ学園が設立・運営しています。
まず、株式会社ドワンゴとは日本のIT関連企業であり、出版大手の株式会社KADOKAWAとの共同持株会社であるカドカワ株式会社の完全子会社になります。
ドワンゴはニコニコ動画で有名ですね!
このドワンゴとKADOKAWAが経営統合してネットと通信制⾼校の制度を活⽤して未来の学校を創⽴。これが、学校法人角川ドワンゴ学園です
2016年4月:N高等学校本校開校(沖縄県うるま市伊計島)
2017年4月:代々木、心斎橋校開校
2018年4月:御茶ノ水、横浜、千葉、大宮、名古屋、福岡開校
2019年4月:仙台・立川・柏・京都・江坂にN高等学校新キャンパス東京都内にN中等部開校予定
2018年度末に初の卒業生を控えていることになります。
コンセプト
IT×グローバル社会を生き抜く“創造力”を身につけ、世界で活躍する人材を育成する2つのコースがあります。
「ネットコース」
高校卒業資格取得のための授業やレポート提出から各種専門分野の学習までをネットだけで完結できる
全国各地から入学できる
「通学コース」
コーチングを取り入れた手厚い指導とアクティブラーニングやプロジェクト学習
豊富な課外選択授業
卒業資格
学校教育法第1条に定められた高等学校で
全日制高校と同じ卒業資格を得ることができます。
ユニークな特色!
入学式
六本木のニコファーレを会場に沖縄本校、全国の通学コースキャンパスを繋いで生徒はVRを装着してバーチャルにて行われます。
平成30年度の入学式には将棋の羽生善治竜王が祝辞を述べています
文化祭はニコニコ超会議
過去には小泉進次郎氏も参加!
ネット遠足
「HORI FES」(ホリエモン祭)を開催
ホリフェスとは、堀江貴文ことホリエモンさんが様々なジャンルの著名人をゲストに迎えて、パネルディスカッションやユニークなパフォーマンスを全国各地で行っていることです。これを沖縄のN高でも開催しました!
ホリエモン祭り、またの名を『ホリフェス』。トークショーからの今ネコザムービー上映中!沢山の方に見ていただき、聞いていただき本当にありがとうございます!堀江さん、スタッフさんいつもありがとうございますニャー。
引き続き猫まっしぐらにやろう。猫だからな。人だけど。猫だからな。 pic.twitter.com/xqPi6peUeO— 猫ひろし (@cathiroshi) 2018年2月17日
在籍有名人
ロックバンド「RIZE」「Dragon Ash」Kenkenこと金子賢輔さん(ベーシスト)
「虹のコンキスタドール」的場華鈴さん
女子フィギュアスケート新星紀平梨花さん
N高の評判・口コミは?
N高等学校の在校生による評判・口コミをまとめました
学業面
「勉強の時間を普通学校より多くとれていいと思います、余った時間は自分の夢探しや夢を追いかけるための時間になるのでとてもいいです。」
「自分のペースで授業や友達作りができていい」
「普通の私立高校を目指していたのですが、好きなことを好きなだけやって、更に高校を卒業したという資格も貰えると聞き、N高を受験することを決めました。 制服も可愛く、通学コースは 週何回 学校に行くとコースを決められるので、 学校から帰って復習しようと思ったけど、時間がなかったり、疲れてて出来ないということが 少なくなりました。また、勉強の他にも好きなことをやる時間が中学の時よりも増えて、とても充実しています。」
「授業の説明がイマイチ、ついていける人はいるけど自分は少し分かりにくい所があったりした、けどわからなくてもわかりやすくわかるまで教えてくれます」
と、高評価の声の一方。
「特に大したことは無かったです。」
「まぁまぁいい学校だとぼくはおもいます。」
「学校自体は良いと思いましたが、先生や生徒が年によって変わって来るので、完全に良いとは言いきれませんでした。でも全体的には良いと思えましたが授業があまり良いとは思えなかったのが残念だと思えました。」
「授業の進みが遅かったり早かったりしてなかなか授業についていけないこともありました。先生によって進みに大差が出るのは分かりますがちょっと納得出来ませんでした。説明が分かりにくくて理解しにくかったです。」
と、授業についてわかりにくいという回答も複数ありました。
学校生活面
「友達がたくさんできました」
「イベントもたくさんで毎回毎回が楽しかった!!!!!!!!!!」
「いちばんいいとおもったのは、超会議の参加です!ネットコースは、自分の好きな時間に出来たし、自分のやりたいこと、すきなことが、できました。」
「遠足や修学旅行がバーチャルで楽しかった」
「高校というより大学のゲームや漫画の研究会のようなイメージの方が近いと思います。勉強するというより同じ趣味の人との交流を持つことができるということが利点であり、逆に言えばそれしかないとも言えます。」
「私的には好きな動画とかアニメとかゲームとかをボイスチャットで喋る相手ができたということでそういう意味では満足しています。でも就職とかそういう将来のことを見据えているのであればやっぱり普通に大学や専門学校に行った方が良いかと思います。中々社会に馴染めない人やひきこもひや体の障害などで浮いてしまった人たちのリハビリのための場所という風に考えるというのがいちばんだと思います。」
サポート面
「サポート体制はぜんぜんじゅうじつしてないのであまりオススメはしません。」
「普通より増し、ぐらいですね。まぁいいんじゃないでしょうか。しかし他の点に比べると少し劣っている気もします。」
という声の一方では、
「卒業後の進路については担任の先生に電話で直接相談することができました」
「色々な先生がしっかりと相談に乗ってくれるのでよかったと思います」
「体の弱さで心配していた私にはカウンセリングがとっても役に立ちました!親身になって相談を聴いてくれるので私もとっても話しやすかったです!」
と、まちまち。これも何をサポートして欲しいのかを明確にしたり、それすらわからないんだということを教員に伝えることができるといいのかもしれませんね。
友人関係やいじめ
「いじめはまったくもってないので安心して学校に通うことが出来ると思います。」
「前の学校では、いじめられることが多かったのですか、この高校ではいじめられることなく楽しく生活しています。」
「入学前は人と関わるのが苦手だったがこの高校に入ってから人と話せるようになった。」
「体が弱く、頻繁に学校を休んでしまっていました。登校日数が足りず、進級できないかもしれない、という時にこの学校の事を知りました。そのため通信制で自分の体調と相談し、家で落ち着いて勉強できました。無事に大学に入る事も出来ました。ありがとうございました!」
通信制の高校を選択する理由として、過去にいじめを受けた経験や引きこもりで外出が困難な状態であることがあります。
このような人にとってはN高生の声は勇気になりますね!
どういう人におすすめ?
既述から、N高は将来に向けて何か明確な目標がある人や、自ら判断して行動したいタイプにはとても有意義な体制であることがわかりました。
在校生の声でも、、、
「勉強より他のものを確実にやりたい時に通信制高校は便利です。」
「通常の学校でいう文化祭が超会議なので、ニコニコやネット系のものが好きな人には持ってこいの学校だと思います。」
「自分でこれはやる、あれはこれをやってからなど自分だけで考える場面が多いので自分を自力?で育てたい人はおすすめです。」
「一般的な高校と違い、自分の夢に向かって個人個人で成長していけるような学校です。」
「普通の学校と違って、拘束される時間がとても少ないから自分のやりたい事(私はイラストレーター目指して絵を描いてます)や、将来なりたいと思ってるものについて調べたり、将来設計を描いたり、目指している職業の技術などを磨くことができたりなど、自分で自分がなりたいと思っているものについて深く考えられる時間ができるという所が特徴です。」
「モデルなどを目指している方にはオススメ」
まさに紀平梨花選手のように目標がスケートを本業とするという明確な方向がある人にはピッタリのようです。
他に、様々な事情で通学しての学業が困難な人たちにも救いの道になる可能性は秘めているようですね。